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留学

youは何しにニューヨークへ?:山口 大介(アプリ開発者)


ニューヨークに留学に来る留学生って何かしら夢を持ってくる人が多いです。そんな彼らにニューヨークでの実際の生活や経験などをシェアしてもらおうと思い、留学生だけにインタビューを取ってみたいと思います。

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人物紹介:山口 大介
エンターテイメント産業に心を奪われ、日本の大学卒業後。 映画を学びにニューヨークへ渡米。1年間、大学に在籍するが、 日本にいる頃からアプリの仕事を始め、勉強と同時並行で進めるうちに IT業界に舵を変え、米国マーケット向けのソーシャルメディアサービスを展開中。帰国後、日本のIT業界の会社に就職予定。


今日はよろしくお願いします!いきなりだけど、その持ってる看板なに?

大介:実は「Picthy」っていうアプリ作ったんです!今までにない出会い系アプリなんです。少し話しをしてもいいですか?

ちょっと待って!(笑)まずはゆっくり話を聞かせてください。いつアプリ開発に興味を持ったの?

大介:大学時代に失恋して、その時に某有名アプリを使って彼女とやり取りをしていたのですが「既読」という文字はでるけど返信がなかったり、こっちはやたら長文なのに、相手は短文だったり...「なんでだ?」と思って、この時にもし一発でデータ分析してくれるアプリがあったらいいな!って思ったんです。そのアイディアを実現させる為にネットで該当するであろうアプリ制作会社に連絡をしまくったんです。

それ大学生だよね?無名なのにめちゃアクティブに動くね!(笑)

大介:実は大学三年の時にビジネスコンテストに出たんですが、そこで発表したアイディアを評価していただいて、全国大会に出させていただきました。その経験が自信に繋がりました。

なんのアイディアを出したの?

大介:大学生って学食を食べるんですが、めっちゃ並ぶんですよ!その時に「この並んでる時間をお金に変えて、学食無料で食べれたらいいな」って思ったんです。待ち時間に広告をみて、その広告代が学食費になるってビジネスです。イメージで言うと待ってる時間に学食費を稼ぐ!みたいな。そのアイデアでビジネスコンテストに出させていただきました。

面白いアイディアだね!中々日本に住んでると生き方が縛られるからクリエイティブな考え出来なくなるけど、なんでそんなにクリエイティブな考え方が出来たの?

大介:まだまだクリエイティブとはほど遠いですが、多くの考えはいろいろな人からヒントをもらっています。小学生の頃から、親に連れられて旅行をさせてもらったり、大学の頃にはヒッチハイクなどしていたんですが、そこで出会った多くの人から、いろいろな考えを教えていただきました。僕にとっては彼らの感性がかなり刺激を与えてくれていると思っています

結構海外国内問わず色々な人と出会ったんですね。では、なんで留学はニューヨークを?

大介:本当はサンフランシスコかロサンゼルスに行きたかったんですが、州法で大学に行った人は編入ができなかったんです。その時「次に映画産業が盛んなのはニューヨークか...」ってなってニューヨークを選んだんです。

え?ちょっと待って。映画?アプリ開発留学じゃないの?

大介:あー...これちょっと複雑な理由がありまして(笑)実は高校時代は弁護士になるつもりで大学受験をしていたんです。だけど、受験直前シーズンの時に自分の高校の裏庭でTBSドラマの「JIN」の撮影をしていたんです。JINのプロデューサーが高校のOBでして、彼らの制作風景をみていたら自分の頭の中の夢が一瞬で弁護士から映画製作に切り替わったんです。だけど、親には映画の世界に行くと今更言えない状態で...ですが、結果的に日本の大学では法律を学んでたんです(笑)だけど、大学在籍中も映画製作の夢は諦めきれなくて現場に遊びに行ったりしてたんです。

現場に遊びに行くって、そんな簡単なの?(笑)

大介:インターネットで撮影現場を調べまくって、見つけては直談判していました(笑)

それで採用されちゃうの?

大介:中々されないですが、心折れずに行き続けると掴めたりするんです!

すげーな!アクティブすぎるでしょ(笑)

大介:だけど、そのせいで留学が出来なくなったんです(笑)

どういう意味?

大介:本当は大学2年の時に日本の大学を辞めてアメリカに行く予定だったんです。ただ、お恥ずかしい話なんですが、大学2年まで現場に行き過ぎて学校にあんまり行ってなかったんで、留学する為に必要なGPAが当時なかったんです。当時はGPA2とかだったんで...(笑)だから親にも「あと2年以内でGPAを3.5取れば、過去のGPAあわせたら3付近いくから、それが出来たら留学しろ」って言われて.....だから残り2年は六法全書開きながら勉強しまして、日本の大学を卒業してからアメリカに行きました(笑)

そこまで勉強したのに弁護士でも映画でもなくアプリだったんだ?

大介:昔からなんですが、決めたら「コッチ!」ってなっちゃうタイプなんです。だけど、大学に入ってアプリの楽しさを知ってからは「映画」か「アプリ」どちらに行けばいいのかすごい悩んでいたんです。留学前はまだどっちを選択していいかわからなかったんです。

なるほどね。まぁ色々気持ちが揺さぶる中のニューヨーク留学だったんだ。実際大学に行ってよかった?

大介:自分の場合は語学学校ではなく普通に寮付きの大学だったんです。日本では寮で生活なんかしたことなかったんで寮生活は刺激的でしたね。

ニューヨークのどこあたり?

大介:ニューヨークのかなり上でナイラガワとか近い感じです(笑)もうニューヨークから遠すぎて...

田舎にいたんだ?

大介:そうだったんです。本当はニューヨーク市内の大学に行きたかったんですが、学費がバカ高いのとめちゃめちゃレベルが高かったので行けなかったんです。なんとか入れたのが田舎の大学だったんです。最後の2年頑張ってGPA3.5とか取っても結局トータルがGPA2.7とかだったんで、大学を選べるレベルではなかったんですよね。

けど、田舎って事は友達と話す時間とか必然的に増えるから友達かなり増えたんじゃない?

大介:実はアプリ開発ミーティングが日本時間の朝だったのもあり、夜は集中してアプリの話をしたかったのもあって、1人で部屋を使ってたんです。他の部屋はルームメイトとかいて、こっちはミーティングしてる間も横からは笑い声や楽しそうな雰囲気が伝わってましたね...僕は一生懸命アプリ開発ミーティングを孤独な中、やっていました(笑)

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寮生活満喫できてないやん(笑)けど、寮とかも含まれてる大学って高そうだね...お金は大丈夫だったの?

大介:親に援助をしていただきました。実は親が大学2年の時に「俺はニューヨークに留学する!」と言った時に円からドルにいくらか変えてくれたんです。7万ドルくらいだっけな...当時はレートが80円だったんで価値でいうと今の1.5倍なんで留学費はその差額で支払えた感じなんです。

めっちゃラッキーだね!

大介:そうなんですよ(笑)たまたまですよ(笑)しかもご飯代とか全て学費に含まれてるので、ニューヨークに来てからのお金はかからなかったです。

郊外って事はニューヨークに来る回数も少なかったんじゃない?

大介:少しまとまった休みとかの時に行ってたので2ヶ月に1回とか。そんなに長い時間も入れないですしね。

ってことは情報を現場で収集するのは難しかった?

大介:すごい難しかったですよ。ニューヨークは街にいるだけで色々情報が取れるんですが、その場所に行けなかったんです。実際僕が行ってた大学では映画のスキルは学べても、その時アプリに関する情報が全く得れなかったし、その時完全に気持ちはアプリに向いていたんで鬱病になりかけましたよ(笑)

それに気付いたのはいつくらい?

大介:来た瞬間に「これ違うぞ...」って思いましたね。「あーオープンキャンパス来ておけばよかった」って自分を責めましたね。当時はアメリカの大学で勉強することに憧れていた部分もあったのかもしれないですね。

日本に残るって選択肢はなかったんだ?

大介:いやー、ニューヨークとLAにはお金貯めて大学時代に行ってたんで、アメリカの素晴らしさは知ってたんです。よくどっちが好きか?って聞かれるんですが、自分はニューヨークの方がトータル好きです。だけど、冬のニューヨークは寒すぎて嫌いです。

同意だね(笑)じゃあ大学で学んだことは微妙だったんだ。

大介:いや!大学の授業自体はすごい素晴らしいものでしたよ!だけど僕の場合は日本である程度撮影とか携わってたのもあって、1年目で学ぶことを日本で実践でやってたんですよ。もし2年生まで頑張ってたら知らない世界が待ってたかもしれないのですが、1年の始めにはアプリに完全に気持ちが移動していました。

じゃあ「おれはアプリでやってくぞ!」と決めてからは、どうやって情報収集したの?

大介:まず大学を辞める=ビザがなくなるってことで僕は7月中に日本に帰国しないといけなくなったんです。そしてバケーションが始まったのが5月半ば。つまり1ヶ月半しかアプリを本気で情熱を注げる時間がなかったんです。それもあり「とりあえず人に会わないと!」と思って、ニューヨークのいたるところでやってるミートアップに遊びにいきまくりました。

1ヶ月半しかなかったの?

大介:そうなんです。大学やめちゃったんで。

なるほどね。だけどこっちのミートアップすごいよね...どう思った?

大介:みんな欲望のおもむくままって感じですね。なんでそう思ったかっていうと、これは同じくアプリを作っている方から聞いた話なんですが、100人くらいが集まって各々が自分のプロフィールを発表するんです。そして司会の人が「じゃあ、それぞれカジュアルに話してください!」と言った途端、自分の興味がある人の所へストレートに行くんです!さっきまで話してた人も「あ、ごめん!俺あの人と話したいから」って言って、その人のもとを去って行く。それを聞いて、「すげーな...」って唖然としましたね。

日本じゃ考えられないね。

大介:本当。日本人が持つ「気を使う」という文化はココにはなかったです。スピードですね。

それは俺も思う。実際ミートアップでビジネスたくさん生まれてるよね。

大介:そうですね。さっきも言ったんですがスピードが早いんです。自分が聞いた話だと朝投資家の前でプレゼンテーションをして、夕方には採決がジャッジされて、採用ならその場で弁護士、会計士など会社に必要な人がサポートでついて、「はい、調達200万ドル」とか貰えちゃうんですよね。このスピード感は日本では絶対ないですね。

そう思うとアメリカドリームって今、形を変えているのかもしれないね。

大介:そうですね。アイディアが簡単にお金になりますね。実際僕が日本にいた時は孫正義さんの弟さんがやられている起業家を応援するビジネススクールに通ってたんです。そこは日本でシリコンバレーを作ろうをテーマに受講生が自分自身のアイディアをプレゼンし、もし採用なら500万円投資をしてもらえるんです。すごいことなんですが、500万円手元にくるまでには数ヶ月はかかります。だけど、こっちでは次の日には手元にお金がありますし、桁が違いますからね...

桁が違うよね〜決めるスピードってアメリカすごいよね。

大介:多分国柄もあるとは思うんですが、日本ってボトムアップっていうか、下から上に物事を作っていくじゃないですか?アメリカって逆だと思うんですよね。上がやれ!とかお金出す!って言った瞬間に下が動くんですよね。だから、スピード感が全く違うんですよね。決定権持ってる上が柔軟なんです。けど、このスピード感はグローバル競争をやっていく上で、自分でも取り入れていかないといけないなと感じてます。

言う通りだよ。

大介:本当に日本人じゃ、想像出来ないスピードで情報が動いていますからね。

大介君が一番活動的に動いた1ヶ月半について教えてほしいな。何をしてたの?

大介:Weworkのスペースを勝手に借りたりしてアプリの開発をしていました。だけど、それは毎日3時間くらい。他の時間は営業していました。

営業って?

大介:アプリを紹介する看板を作って、それを持ってワシントンスクエアパークで持って、立ってました(笑)

どういうこと?

大介:アプリの紹介を外でしてたんです(笑)一番始めはユーザーのヒアリングとプロモーションのバイトを探しているということもあり、実際に公園にアプリの説明が書いてある看板持って、勧誘してたんです。数日持ってると顔を覚えられ始めて、声をかけてくれる人も増えてきたんです。そして、そこで面白い科学反応が起きるんです。

化学反応?

大介:例えばフォロワー2万人いる人が「面白いね!紹介してあげるよ!応援してあげるよ!」とか言われたんです。実際にユーザー数が増えたので、「影響力ある人ってすごいな」と関心しましたね。

けどミートアップとかも行ってたんだよね?この営業ってどれくらいやったの?

大介:1ヶ月半の最初の1ヶ月はニューヨークライフに慣れなすぎてミートアップばかり行っていました。残りの2週間を営業に使いました。だけどミートアップも色々行ってて、独身の人が集まるミートアップにも情報を仕入れる為に行ったのですが、出会いを求めてない人間とすぐにバレて追い出されましたね(笑)

けどミートアップとかも行ってたんだよね?この営業ってどれくらいやったの?

大介:1ヶ月半の最初の1ヶ月はニューヨークライフに慣れなすぎてミートアップばかり行っていました。残りの2週間を営業に使いました。だけどミートアップも色々行ってて、独身の人が集まるミートアップにも情報を仕入れる為に行ったのですが、出会いを求めてない人間とすぐにバレて追い出されましたね(笑)

ってことは1年の留学でほとんどがヒントも掴めない状態で、最後の1ヶ月半だけだったんだね。相当無駄にした時間があったね。

大介:本当に無駄な時間を使ってしまったのは大きな失敗でしたね。残り1ヶ月半って気付いた時に開き直って観光してもよかったのですが、「なんの為におれはニューヨークに今いるんだ?」と思うと観光したい気分じゃなくなるんですよね(笑)

外に出て情報を知りたい自分とアプリ制作をしないといけない自分が戦ってたんだね。

大介:そうですね。でも思ったのは頭で考えてた時期が1ヶ月半のうち数週間あったのですが、考えないでとりあえずやってみようって思って行動してからは、思ってもないことがおきたのが驚きでした。

それはさっき話した看板とか?

大介:そうですね、そうです。

だけど、看板すごいね。

大介:ありがとうございます。結果手にどうかわかりませんが、始めは5人とかしかメールアドレス教えてくれなかったのですが、最終的には70人くらい集まりました。でもまだユーザーが全然少ないので、今からですね!

そうだね、今からが勝負だね。クオリティがよくても、利用者がいなかったら意味がないからね。

大介:おっしゃる通りです。今からが勝負です。

ちょっとニューヨークの魅力について聞いていい?人とのつながりってどう思う?

大介:大学にいたときは缶詰で作業をしてたので、人と出会うことがなかったですが、ニューヨークすごいです。日本では絶対会えないような人とお話できることが多々あるんです。ニューヨークマジックなのかもしれませんが...ビックリですよ。

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人と出会える街、ニューヨークだからね。

大介:気付くのが遅かったです。大学時代のあの数ヶ月をニューヨークに持っていけれてたら...と思うと悔しい部分もありますね。日本もニューヨークみたいになればいいなと思うんですが、それは国柄的にも難しいですね...

そうだね、なかなか日本でニューヨークの文化を作るのは難しいだろうね。

大介:多分日本で公園で看板持ってたら警察がきて、止められて終わりですよ(笑)実際ワシントンスクエアパークでやってるときも警察きましたが「なにそのアプリ!教えてよ!」ってすごいフレンドリーだったんですよね。

アメリカは良くも悪くも自由な文化だからね。

大介:それはありますね。

日本に明日帰るんだよね?日本に帰ってからは起業するの?

大介:いえ、アプリを作らせていただいている会社に就職します。現時点ではまだまだ未熟なのですが、これから頑張って会社に貢献できればなと。ただ将来的にはいろいろ自分でやりたいなと思っています。やっぱりまだ映像とかの製作には興味があるのでインターネットの技術を使って組み合わせたものをやりたいですね。現状、日本はまだアメリカの後を追う状態にあると思うのですが、日本発信で海外に向けてやりたいと思っています。
アメリカとかだとビジネスのスケールが全然違いますからね。これは聞いた話なんですが、日本ではビジネスをやるとこれくらいのお金が動いて、これくらいの利益がでて...とかの話なんですけどGoogleで同じ話をしたら「このサービスやったら世界変わるよね!」ってスケールで話が広がるみたいで。やっぱそういうでかい考え持ってやりたいなと。もちろんお金も大切なんですが、人間の生活の豊かさを考えてサービスを作った方がワクワクします。

そんな考えが23歳で持てるのはすごいね!

大介:元々は色々な固定観念がありましたが、クリエイティブな方々とお話をするなかで色々教えて頂きました。周りの人の影響がなければ今の考えはありませんね。

ニューヨークに早く戻ってきてほしいね!

大介:そうですね!自分もそう思ってはいるんですが、まだいつ戻ってくるかはわからないです。だけどいつかまた何かしらの形で戻ってきたいですね。

あ!さいごにリリースしたアプリってどこからダウンロードできるの?

大介:コチラからダウンロード出来るので、是非使ってみてください!

※この記事は2015/07/17に公開した情報になります
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この記事を書いたのは...

誰も聞かないなら俺が聞く!   炎のレポーター

ニューヨークにいる面白い方のインタビューをし、記事に書き起こしています!まだまだ未熟ながら話して頂いたことはしっかり記事にする為、文字数の多いインタビューになりますが、最後までお付き合いして頂ければ嬉しいです。

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