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※2019/2/14 更新 大麻全米で解禁予定
ニューヨークに旅行で訪れたことがある方なら街中で大麻(マリファナ)の匂いを嗅いだことがある人が多いのではないでしょうか?実際にニューヨークでは普通に大麻(マリファナ)を吸ってる人が多いです。
そんな大麻と生活が近い距離にあるニューヨークでも2018年12月18日にニューヨーク州のクオモ知事は17日、嗜好(しこう)用としての大麻を2019年に合法化する方針を表明しました!
「なら、ニューヨークに旅行に行った時は大麻(マリファナ)を吸っても問題ない?」
と思う日本人の方もいますが、現段階では問題はない可能性の方が高いのでは?というのが個人的な意見です。
その理由は甲南大学法科大学院教授、弁護士でもある園田寿さんが「カナダで大麻を使用して帰国した日本人旅行者や留学生は大麻取締法によって処罰されるのだろうか」の記事で詳しく紹介していますので、そちらを確認ください。
また、2019/2/14にアメリカ合衆国上院で民主党の主導者である連邦上院院内総務を努めるチャック・シューマー議員がVICE Newsのインタビューに対して現地時間4月20日に連邦法で大麻を合法化する法案を提出することを明らかにしました。
これで全米で大麻が解禁されるのも時間の問題になりました。
この記事では園田寿さんの記事の一部とニューヨークでの大麻(マリファナ)の歴史について紹介します。
アメリカで進行するマリファナ合法化の波は数年前からあり、コロラド、ワシントン、カリフォルニアでは医療用、娯楽用の大麻(マリファナ)が解禁されています。ニューヨークでも2014年6月19日に医療用大麻(マリファナ)の解禁があり、2018年4月20日にはマンハッタンの5番街に医療用マリファナ販売店(ディスペンサリー)がオープンして話題になりました。
10 major cities that consume the most marijuana each year. https://t.co/0QIgylJp0d pic.twitter.com/yYUBMfllTB
— USA TODAY (@USATODAY) 2018年2月20日
2017年に国連世界薬物報告書(United Nations World Drug Report 2017)の大麻(マリファナ)使用率のデータを見るとニューヨークが世界1位消費率が高いというデータが出ており、冒頭にも書いたように街中の至るところで大麻(マリファナ)の匂いがしているからこの結果は正直驚かないというのが自分の意見です。
過去に「今年のニューヨークのトレンドコーヒー「マリファナ入りのコーヒー」を飲みにカフェイン・アンダーグラウンドへ」の記事で大麻(マリファナ)入りのコーヒーを販売しているコーヒーショップを紹介しましたので、こちらも興味ある方は読んでください。
今年のニューヨークのトレンドコーヒー「マリファナ入りのコーヒー」を飲みにカフェイン・アンダーグラウンドへ
自分の周りでも医療用大麻(マリファナ)が解禁になってからは嗜好(しこう)用大麻(マリファナ)の解禁は早いと騒いでいた矢先、2018年5月にニューヨークのビル・デブラシオ市長がニューヨーク市警(NYPD)にマリファナ吸引を理由にした逮捕をやめるように通告しました。
これでニューヨークで大麻(マリファナ)を吸っても「逮捕」ではなく「軽犯罪」扱いとして違反チケットを切るだけの処罰に切り替わりました。ちなみに違反チケットの支払いはオンラインで出来ます。
そして、2018年12月18日にニューヨーク州のクオモ知事は17日、嗜好(しこう)用としての大麻を2019年に合法化する方針を表明しました。
現在米清涼飲料大手コカ・コーラが、大麻成分の入った飲料分野への参入を検討していたり、マンハッタン市内でもCBD入りの商品を取り扱うカフェやデリが増えていることを考えると2019年に大麻(マリファナ)が解禁されれば今まで以上に大麻(マリファナ)が近くにある生活が当たり前になるライフスタイルがニューヨークでは一般的になることが想像できます。
この解禁報道があってから色々な人から「自分がニューヨーク旅行に行った際は大麻(マリファナ)吸っても問題ないの?」と聞かれることがありますが、自分は弁護士でもないし、大麻(マリファナ)に特化した専門家でもないのでなんとも言えないのというのが正直な意見です。
今から紹介するのはYahoo Japanに寄稿されていた記事内容になります。大麻(マリファナ)の吸引を推奨しているわけではないので、ご理解ください。
冒頭で紹介した甲南大学法科大学院教授、弁護士でもある園田寿さんはYahoo Japanに「カナダで大麻を使用して帰国した日本人旅行者や留学生は大麻取締法によって処罰されるのだろうか」という記事を2018年10月にカナダで大麻(マリファナ)が解禁された際に寄稿していました。
日本人旅行者や留学生がカナダに行って、カナダで大麻を購入したり、所持したりすることは、それらの行為がカナダ国内で完結しているならば、彼らが帰国した後に大麻取締法の適用はないと考えるべきです。そうしないと、カナダで大麻を合法的に栽培、所持・使用しているカナダ人が、日本に旅行や留学で訪れた場合、(彼らが大麻を日本に持ち込んでいなくとも!)証拠があれば日本で大麻取締法違反で逮捕・処罰できるということになってしまいます。
上の文章は記事の中に文章を一部抜粋したものになります。つまり、大麻取締法がニューヨークをはじめとする大麻(マリファナ)合法国での吸引にも適応された場合、その合法国の人が日本に旅行や留学にきた際に日本で大麻取締法違反で逮捕・処罰できるということになってしまいます。
この理由から大麻(マリファナ)合法国での日本人の吸引は違法ではないのでは?というのが園田寿さんの意見です。
日本の刑法第3条には、「この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯した日本国民に適用する。」という規定があり、放火や文書偽造、強制性交や強制わいせつ、殺人や傷害致死などの犯罪については、日本人が海外で犯した場合であっても日本の刑法も適用されます(国民の国外犯)。かりに、大麻取締法が刑法第2条ではなく、この「第3条の例に従う。」としていたならば、カナダで行われた大麻使用であっても、理論的には大麻取締法は適用可能であるということになります。
ですが、一応日本の刑法第3条が適応される可能性があるとも書かれていますので、ニューヨークに旅行に来た日本人で大麻(マリファナ)を吸引して大麻取締法で逮捕・処罰される可能性は0ではないみたいです。
2019年からニューヨークでも大麻(マリファナ)は合法化されますが、現段階では違法な大麻(マリファナ)ですが、普通に街中歩いてれば大麻の匂いするし、大手アパレルスタッフは休憩の合間に大麻(マリファナ)を吸っている姿も何度も見たことがあります。
日本では「大麻(マリファナ)=薬物」みたいな認識があるが、もしコカインなどと同じ薬物なら合法化する国が増えるわけもなく、依存度で見てもアメリカ国立薬物研究所が1994年に発表したデータからもカフェインやアルコールの方が依存度は高いというデータが出ています。
自分の母親にも「2019年から大麻が解禁されるみたいだよ」と伝えたら「薬物は絶対ダメ!」と自分に何度も言ってきたが、「なら、なんで医療大麻があるの?」と聞くと答えに困っていた。
「大麻なんて絶対よくないよ!人生狂っちゃう!」と叫ぶ人ほどメディアに洗脳された大麻(マリファナ)を吸ったこともない人たちだと個人的には思うし、少なからず自分の周りのニューヨーカーで大麻(マリファナ)で人生狂ったような人は見たことはないです。
大麻のおかげで救われた人はたくさんいるからこそ、「大麻=薬物」という考えは捨てた方が個人的にはいいと思います。
※この記事は2020/01/13に公開した情報になります
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