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想像以上に簡単!一時帰国者や留学生も使える、タックスフリーを利用する場合の流れ

※2019/3/6 日本の入国スタップについて追記

自分は国籍は日本ですが、ニューヨークにはグリーンカードで滞在しています。そんな僕は日本に一時帰国した際は免税対象者として消費税を払わないで買い物をしています!これはグリーンカードだからとかではなく、2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する人も対象になります。

つまり、留学生も免税対象なんです!

しかも、自分が買ったiPad Proは帰国前に開封して、使っても問題無し!だけど、物によっては日本を出国するまで開封していけない場合も…今日は免税の話と実際に免税でiPad Proを買って、レシートを空港に渡すまでの流れを紹介したいと思います。


だけど、注意なのが日本でに入国するときに顔認証ゲートで入国すると帰国スタンプを押してもらえないので、免税を利用される方は必ず帰国スタンプを押してもらうようにしましょう!

まずは免税対象者か確認しましょう

空港の写真

先ほども紹介した通り留学生でも免税を利用することができます。もう少し詳しくいうと、国土交通省観光庁の免税品説明のホームページでは非居住者は免税対象になると書いてあります。

「非居住者」とは、外国人をはじめ、日本人であっても一定の条件を満たす者は、非居住者に該当します。

これでも「非居住者って?」となる人のために国土交通省観光庁の免税品購入のホームページから非居住者該当リストを拝借…

  • 外国にある事務所(日本法人の海外支店等、現地法人、駐在員事務所及び国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者
  • 2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者
  • ①及び②に掲げる者のほか、日本出国後、外国に2年以上滞在するに至った者
  • ①から③までに掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6か月未満の者

なぜ留学生も該当するかというと(2)の部分。つまり、2年以上住む意思があれば、2年以上住んでなくても該当者になるんです。

注意なのが、半年以上滞在する場合は「居住者扱い」になってしまうので、日本に半年以上滞在する場合は免税を受けることができません。

アメリカは出国スタンプがないので注意

自由の女神の写真

免税を利用して商品を買う際に免税対象ということを証明する方法として出国スタンプと日本への入国スタンプを見せるのが一般的なのですが…

アメリカは出国スタンプを押しません。

私も実際に免税を利用しようとした時に、「出国スタンプはどれですか?」と聞かれて、見当たらなくてググってみると、アメリカは出国スタンプを押さないのが一般的らしいです。お願いすれば押してくれるみたいなのも書いてありましたが、それが本当かどうかは不明…

なので、自分の場合はアメリカは出国スタンプがないことを伝え、グリーンカードを提示し、日本への入国スタンプを見せました。

あと注意なのが日本への入国時に自動化ゲートを通ってしまうと入国スタンプは押されないので、そうなると証明が難しくなり、免税が使えない可能性もあります。

免税対象商品は2種類ある

免税対象となる商品は日本で売られている全ての商品が対象になるのではなく、店ごとに指定されています。また、免税を利用する場合はある一定の金額以上を購入しないと免税になりません。

免税商品のイラスト写真

また免税対象商品は「一般物品」と「消耗品」の2種類あります。それぞれルールがあるので、開封前に必ずチェックしてください。

一般物品

一般物品では、1人の非居住者に対して同じ店舗における1日の販売合計額が1万円を超えることが義務付けられています。もし、販売合計額が100万円を超える場合には、旅券等の写しを経営する事業者の納税地又は販売場の所在地に保存することも義務付けられています。

一般物品対象商品は以下

  • 電化製品
  • 時計
  • カバン
  • 洋服
  • 着物

これら一般物品は出国前に使っても良いという部分が「消耗品」と異なる部分です。

なので、今回iPad Proを購入した自分は、その場で開封して、アプリをダウンロードして、iPad Proを使っても問題はないんです。つまり、免税品のiPhoneを日本で買って、その場で使っても問題ないんです。

ただし、購入した一般物品を持って出国することが必要です。理由としては、免税を利用して日本に住む友達に買うなどの詐欺を防ぐためです。また、一般物品は購入後6ヶ月以内にその一般物品を持って海外へ出国することが義務づけられていますので注意してください。

消耗品

消耗品は同じ日に同じ店舗で5,001円以上購入した場合、免税手続きを経て、免税品として購入することができます。また、一般物品
と大きく違うのが、消耗品は出国まで開封してはいけません。

消耗品対象商品は以下

  • 食品
  • 果物
  • 化粧品
  • 医療品

もし消耗品(例:お菓子など)を買って、日本国内で開封してしまった場合、空港で免税手続きをする際に免税が認められずにあとで消費税が請求されますので、ご注意ください。

また消耗品は空港で免税手続きをする際に提示が求められる場合がありますので、手荷物に持参することをオススメします。

最後に消耗品は購入後に30日以内に持ち出すことが義務づけられていますので、ご注意してください。

実際に免税を利用してAppleを買う

ビックカメラの外観

今回はiPad Pro 9.7を買いにビックカメラに行ったのですが、衝撃の事実が…中古買取で有名なソフマップはビックカメラに買収されていたのです。しかも、ソフマップは5がつく日は中古の日ということで格安セール!

ビックカメラの店内写真

実際店内はこんな感じでした。Apple商品がいっぱい…しかも、新中古だけど全然綺麗。

iPad Proの写真

そして、iPad Pro 9.7が1つだけ売られていました!値段も格安の62,800円(税抜き)!

通常66800円(税抜き)ということなので、税込にすると72144円。つまり、免税を利用すれば僕は9344円引きでiPad Pro 9.7が購入できるんです。

クレジットカード利用でさらに5%off

さらに、クレジットカードで支払うことでさらに5%OFF!

ですが、これはソフマップのみのサービスで、正規Apple製品の場合は免税のみになります。

レジで店員さんがパスポートを確認

購入時はパスポートとグリーンカードや学生ビザなどの提示が必要になります。この時日本への帰国スタンプがどれか教えてあげるといいですよ。先ほども言いましたが、アメリカは出国スタンプがありませんので、ご注意を。

パスポートに貼られたタックスフリー証明のレシート

最後にレシートをパスポートに貼ってもらったらおしまいです。このレシートが日本を出国する際に税関に提出することになります。

出国時の空港での免税手続きをする

飛行機の写真

空港に着いたら通常通りチェックインをします。その際に免税対象商品説明部分にも書きましたが免税を利用して購入した商品は手持ちでなるべく持って行きましょう。もしかしたら免税商品チェックがされる場合があります。その時に携帯してない場合は免税にならず、税金分を徴収される可能性もあります。

そして、出国ゲートをくぐって荷物検査後にある税関まで免税品を持って行きましょう。

多くの場合は何も確認されないで、レシートを取られて終わりですが100%そうではありません。なので、一般物品も消耗品必ず携帯することをオススメします。また消耗品は必ず開封しないでください。

一時帰国中に他の国に遊びに行く時も要注意

自分は一時帰国中に台湾に遊びに行ったのですが、この際に免税品を国内で買ったことを完全に忘れていました。

そうなんです。何も免税品を携帯しないで出国カウンターを通過してしまったのです。

ニューヨークに帰国する際に出せばいいと思っていたのですが、日本から出国する際に必要ということは一時帰国中の他国への旅行することがあれば、その際に免税手続きをしないといけません。

緊張しながら、税関に行き、パスポートを提出しました。

あれ?あっさり何も聞かれないで終わった。

税関の人はパスポートの中にあるレシートをとって、そのままパスポートは僕の手元に。「こんなにあっけないのか?」と思うくらい、あっけなかった。一応免税品の購入手続きはこの時点で全部終了です。

今回のケースはラッキーだったということもありますので、ちゃんと免税品は携帯して出国ゲートを通りましょう。

あと思ったのが、近年は訪日観光客の増加と共に免税店も爆発的に増えていることもあり、免税対象店が年々増えると予想されます。そうなると日本政府からも公的に認められている免税を利用しない手はないです!

是非対象者の人は一時帰国中の際は免税を利用してみてください!

購入したiPad Pro

iPad Pro 9.7買えて、大満足!ありがとう!TAX FREE!

※この記事は2019/03/05に公開した情報になります
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Kei | 小さなニューヨーカー
1週間でニューヨーカーと結婚したり、急に離婚してニューヨークでホームレスになったりと色々経験済。コロナで事業全滅→新規事業立ち上げ→右肩上がり。NYC在住歴8年目でギャラリーや美術館好き。詳しい自己紹介はこちらから。