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新感覚ミュージカルSleep No Moreはまるで運動会だった話と鑑賞した感想

※2018/3/7 更新 (動画追加)
ニューヨークで数年前から話題になっている新感覚体感型ミュージカルといえば、そう、Sleep No More(スリープ・ノー・モア)。
ざっくりSleep No Moreがどんな新感覚体感型ミュージカルかというと、Sleep No Moreは3時間の新感覚体感型ミュージカルで、この3時間はまるで運動会のように地上6階、地下1階からなる館内を走り回ります。なぜ走り回るのか?
「このSleep No Moreのビルがミュージカル会場だからです。」
Sleep No Moreでは入り口で受け取った仮面をつけて、劇中に登場する気になる役者の後ろを走り回りながらストーリを読み取り、別の役者が気になったら追いかける役者を変更できる新感覚体感型ミュージカルなのですが、会場がなんと地上6階、地下1階まで。あとSleep No Moreの劇中は3時間走り続けるわけではないのですが、やっぱり3時間走るのは疲れます。
この記事ではSleep No Moreのあらすじと実際にSleep No Moreに参加した感想を紹介しますので、今から行かれる方は参考にしてください。
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Sleep No Moreが描くシェイクスピアの世界とは?
Sleep No MoreはW. シェイクスピア『マクベス』のシナリオが採用されており、Sleep No Moreでは仮面をつけることでアノニマス(見えざる者)になり、その舞台の中では殺人から恋愛まで様々なシーンの演技を間近で見ることができる新感覚体感型ミュージカルです。
『マクベス』(Macbeth)は、1606年頃に成立したウィリアム・シェイクスピアによって書かれた戯曲である。勇猛果敢だが小心な一面もある将軍マクベスが妻と謀って主君を暗殺し王位に就くが、内面・外面の重圧に耐えきれず錯乱して暴政を行い、貴族や王子らの復讐に倒れる。https://ja.wikipedia.org/)
またSleep No Moreの舞台で使われているMaKittrick Hotelは1939年に完成し、ニューヨークで最も華やかでデカダンのホテルが第二次世界大戦の開戦から2日後、開業予定の6週間前に閉鎖された「開店したことがないホテル」というのも雰囲気があって良いです。
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Sleep No Moreに参加する際の注意事項
今日は実際にSleep No Moreに行った自分が事前に知っておいたほうがいいSleep No More裏情報を紹介します。
動きやすい服装がおすすめ
Sleep No Moreの会場は地上6階、地下1階からなる館内になり、Sleep No Moreの上演時間3時間の間は役者を追わないといけないので走らないといけません。なので、ヒールなどの靴はやめましょう。
入り口が別でも中で会えるから大丈夫
レビュー記事を読んでもらえると分かりますが、Sleep No Moreは館内に入る際にトランプをスタッフから受け取り、そのトランプのグループごとに舞台になる会場に移動するのですが、移動する場所は違えど同じ館内です。それぞれの入り口に到着した後にスマホで場所のやり取りをすれば友達とも簡単に会えますので安心ください。
Sleep No Moreは16歳以上しか入場できません
残念ながらSleep No Moreは16歳以上しか入場できません。
なぜ16歳以上と制限があるかというとSleep No Moreに一度行った方ならわかると思いますが、結構衝撃的なシーン(キスや暴力など)が頻繁に出てくるのが理由だと思います。
Sleep No Moreでは途中で帰るのも勇気も大切
Sleep No Moreは3時間の体感ショーと言いましたが、実は1回のショーに1時間のショーを3回公演しています。
理由としては1人の役者を追いかけることでストーリー全体を掴むことができないので、あえて3回同じショーをして色々なアングルからストーリーを見れるようにと考えられていますが、実際にシェイクスピアやマクベスに興味がない人は1回で飽きてしまう可能性があります。
そんな時は途中退室しましょう。
ただでさえ時間が大切なニューヨーク旅行を無駄に時間を使うのは勿体ないです。たった1時間Sleep No Moreの世界を体験するだけでも日本ではまず体感できないショーなので思い出になります。
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実際にSleep No Moreに行ってきた感想
Sleep No Moreの会場になるMaKittrick Hotelはチェルシーにありますので、タイムズスクエアから地下鉄を使って会場に移動するのがいいと思います。
まずは7番の34st行きに乗ってください。そして、次の駅が最終の34stの駅になりますので、駅を降りてダウンタウン方向に7ブロック降ります。(5-10分ほど)
少し分かりづらいですがSleep No Moreのチケットを当日購入する場合は長い列に並ばないといけません。この時も50名ほど並んでおり、1時間並んでる方もいらっしゃいました。
館内は写真撮影が禁止になりますので、個人的な主観のみの文面で分かりにくいかもしれないですが読んでください。
Sleep No More上演前
入場するとバースペースがある広いスペースに通されました。そこにはこの時間のSleep No Moreに参加する人たちで溢れかえっており、「通常チケット」と「ゲストチケット」の2つに分けられていました。
自分はゲストチケットを予約していたのでインステージの近くの席に通されて、トランプ1枚とメニューが渡されました。ゲストチケットにはドリンク1杯サービスが含まれているみたいで飲み物を飲みながら待機することができました。
この時も通常チケットの人はごちゃごちゃした中で待っていましたが、ゲストチケットの自分たちは席でゆったり待機してるのを見て、個人的に人混み嫌いなのでゲストチケット購入して正解だと思いました。
そして、司会のイケメンのおじさんがSleep No Moreの説明をして、トランプの柄と数字を発表。その後、該当する人はエレベーター前に集められ、それぞれの入り口に運ばれる感じです。ちなみに仮面をエレベーターに乗る前に被るのですが、仮面を被ってない人が役者さんだったり、スタッフになります。
次に初めにエレベーターに乗る人数は20人くらいなのですが、自分はエレベーターを最後に降りようと思ったらスタッフに急に止められて、さらに下のフロアーに行ってしまいました。この時取り残されたのは5名。
Sleep No Moreスタート
エレベーターの扉が開くと同じ仮面を被ってる人がダッシュで目の前を走り抜けた。驚きながらも道がある方を歩いているとカップルの役者が血を流しながら喧嘩する演技をしていたのだけど、それを仮面をつけた30名ほどが色々な角度からジッと見てるのが不思議でしょうがなかった。
そして、何があったかわからないけど急に走り出す役者とそれを追う仮面たちの後を追って走り続ける自分。とりあえず参加している人から「坊主の女性が鍵を握っている」と不思議な情報をもらい、坊主の女性をひたすら1時間追って、1回目のストーリーが終わって思いました。
正直最後までSleep No Moreのストーリー掴めませんでした。
実際に1回のショーで3回同じストーリーが繰り返されていると知らなかった自分が2回目の同じストーリーが始まった時は「え?初めに戻った?」と混乱して、最終的にSleep No Moreの会場を後にしました。
Sleep No Moreを見終わった感想
正直この記事読んだ人は「やっぱりSleep No Moreはストーリーがわからないと面白くないのか」と思う方もしますが、正直Sleep No Moreめっちゃ面白かったです。
シェイクスピアもマクベスも全く知らなかったけど、自分と同じ旅行者の方も多いのではないでしょうか?安心してください、何も知らなくても楽しめます!(もちろん知識があるとさらに楽しい)
実際にSleep No Moreに行って見て、役者の方を色々追いかけて見て彼らが作り出す自然な表情や迫力満点な演技と自分が役者の一人であるかのような距離で役者の演技を見れる距離感に感動しました。色々なニューヨークのミュージカルやショーを見た自分が言うのもなんですが、一番記憶に残る体感ショーでした。
これは日本ではまず味わえない体験だからこそ、是非ニューヨーク旅行に来られた方はSleep No Moreに!
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インフォメーション
オススメ度 : ★★★★★
住所:530 W 27th St, New York, NY 10001
電話番号: (212) 904-1880
WIFI:あり
電源:なし
トイレ:あり
※この記事は2018/03/06に公開した情報になります
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