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無料で学生でも保険が貰える!オバマケアを使って、学生が無料でアメリカの保険に入る方法と流れ

ニューヨークに留学や、夢を追いかけて移住した人などいろんな方がいると思いますが、長く住むと困ってくるのはやはり病院ですよね。実際に「アメリカには国民健康保険がないから自費で入らなくちゃいけなくて高くて行けたもんじゃない!」みたいなことを聞いた事ありませんか?

今日は少し前に話題になったオバマケアの加入方法、そして実際に病院に行った話を紹介します!是非保険がない留学生は参考にしてください。

オバマケアのサポート範囲

通常の内科、耳鼻科などに加え、留学生や長期海外旅行者が加入する海外旅行保険に含まれない「歯科」「眼科」「婦人科」オバマケアではこれらもサポートされます。逆にサポートされないものは下記の7点のみで、これ以外は基本的にはカバーされます。

  • 鍼灸治療
  • 美容整形
  • 長期的な治療(ガンなど)
  • アメリカ国外での緊急でない治療(歯科や眼科など)
  • 個人的に雇う看護(民間の介護などにかかる費用)
  • 長期的な足に関する治療(捻挫などでのリハビリなど)
  • ダイエットプログラム

オバマケア加入資格&保険の種類

オバマケアの一番の魅力は加入料が無料なことですですが、もちろん誰でも加入できるわけではなく、下記条件に当てはまっている方のみです。

  • 1:21歳以上
  • 2:ニューヨーク居住者(住所がある)
  • 3:世帯年収$60,000以下

(3)に関しては結婚している場合は夫婦合計、子供がいる場合は家族全員の合計額になります。なので、以上の3つが当てはまっていればビザのステータスは関係なしに加入することができます。もともとオバマケアは「低所得者向け保険」であり、留学生を始め、他のビザでも収入が$60,000超えていなければ無料加入できます。

噂では元は不法滞在者向けに作られたもの(?)と言われており、実際に不法滞在者でも加入することができます。

上記に当てはまる人が加入する際には保険の種類の部分では「Medicade」になります。

Essential Plan 4 通称EP4とは?

Essential Plan 4というものは、例えばビザを持っていない不法滞在者などで居住5年以下の場合に適用されるようです。例えばESTAなどで3か月滞在する!日本帰ってまたESTAで入国する!といった方もこちらになります。(65歳以上など別条件の場合はメディケアとなるようです。)

上記条件を満たしているビザホルダーの人が加入する保険はメディケイドという保険です。

オバマケアに加入する手続き

オバマケアの加入する手続きは留学などで学校に通っている人、もしくは就職先などで保険について相談する窓口がある場合はそちらで聞きましょう!もし、オバマケアに加入したいといってもわからないなど言われたら病院もしくは「Empire」の窓口で相談するといいでしょう!

EmpireとはMedicare/Medicadeなどの保険の窓口です。保険の加入、更新などを行っているため対面して保険の話を聞くことが出来ます。

まず、オバマケアに加入したいということを学校や職場、Empireなどの窓口で相談します。その際に必要なのは以下2つ。

  • 1:ビザスタンプ(パスポート)
  • 2:とI-20などのビザの証明書

その2つが準備できたら、窓口で貰った書類に必要事項(誕生日や住所など)を記入します。(ESTAで入国している人はその旨伝えればOK!)

オバマケア、メディケア/メディケイドの次に、これらを提供している保険会社がさらに細かく分かれているので好きな会社を選びましょう。選ぶ保険会社によって提携病院が違うだけで内容に差はほぼないので好きなところで大丈夫です。

その後、選んだ保険会社からのカードと、Benefitカードと呼ばれるMedicade資格者である証明になるカード2枚が住所宛に送られてきます。

お医者さんの選び方

実際にアメリカで病院に行こうと思った際に日本だと「熱っぽいなぁ、のどいたいなぁ、内科行こう!」となりますが、アメリカでは病院に行きたいときは自己判断で医者や行く専門科を決めてはいけません。なので、アメリカでは誰もが「Primary care doctor(かかりつけ医)」を持っています。

もし具合が悪く病院に行きたい時はPrimary care doctorのところに行き、お医者さんがどの科を受診すべきなのか決めてくれる(紹介してくれる)みたいです。なので、病院に行く前にPrimary care doctorを見つける必要があります。

Primary care doctorの決め方

医者を決めるルールは特に決まってないです。なので、家の一番近くの病院でも、仕事場の近くでも、美人な先生がいるからでもなんでもOKです。

もし気になる病院見つかった場合は病院に電話し、加入した保険会社の対象病院なのか聞きましょう。もし対象な場合は再度病院名とお医者さんの名前をメモします。そして、保険会社からのカードに記載されている番号に電話して「Primary care doctorを決めました、○○病院の○○先生です」と伝えればOKです。

オバマケアのメリット、デメリット

ここまで読むと完璧なオバマケアですが、この保険のメリットはこれまで無保険だった貧困層を含む全国民が保険に加入できることですが、デメリットもあります。

  • 1:向こう10年間で約2兆ドルもの追加的な歳出削減
  • 2:保険に入らない人には罰金
  • 3:50人以上の従業員を持つ会社は健康保険をすべての従業員に提供しなければならない

他にも細かいデメリットはありますが、大きなデメリットは上記の3つです。

日本人だと(2)の「保険に入らない人には罰金」の考え方が理解できない人が多いですが、アメリカは自由の国。なので、増税に対して反対しているアメリカ人も多いですが「医療保険制度に入るかどうかは個人の自由。国が強制することではない。」と主張している人も多いです。

ですが、保険がない留学生やオバマケアに該当するビザ所有者はオバマケアの恩恵を受けない理由はないので、保険を持ってない留学生はオバマケアに加入しましょう。

※この記事は2016/03/21に公開した情報になります
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Kei | 小さなニューヨーカー
1週間でニューヨーカーと結婚したり、急に離婚してニューヨークでホームレスになったりと色々経験済。コロナで事業全滅→新規事業立ち上げ→右肩上がり。NYC在住歴8年目でギャラリーや美術館好き。詳しい自己紹介はこちらから。