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ニューヨークって本当に金かかるんです…ニューヨークは学生とかには厳しい町なんです。そんな金欠な時に飛び込んできたのが「治験」という言葉!しかも2週間で4000ドルとか貰えるって…神か!と突っ込もうとしたのですが、治験にもメリットとデメリットがあるので、それを理解しないといけないと思ったので、まとめてみました。
結構ネットサーフィンしてると「高収入!治験に参加を!」って見るけど、治験ってなんだろ?と思う方のためにgoogleさんに聞きました。
私たちは、病気になったりけがをすると「くすり」を飲んだり注射したりします。そのひとつの「くすり」が誕生するまでに10年以上もの長い研究開発期間 を必要とします。さらに国から承認を受けなければ医療機関や薬局で取り扱うことができません。国から「くすり」として承認を受けるために、さまざまな試験をくりかえし、効き目の確認と安全性の評価が行われますが、最後の段階で健康な人や患者さんのご協力を得て行われる試験を「治験」といいます。http://www.toyama.med.or.jp/wp/?page_id=1475
つまり、治験ってまだ発売されてない薬を実際に体に入れてみて効果を実験します。
「実験!?」って不安になる人もいますが、今使っている薬も何年か前に誰かが治験をして効果が出たものが販売されているんです。それもそのはず!治験で使われている薬は国際基準にのっとり厚生労働省が定めたGCP(Good Clinical Practice)という機関の基準に従って厳格に審査され、治験で使われる薬も各医療機関毎に治験審査委員会(IRB)に審査が入り、許可がおりた薬しか使わないので、危険性は極めて低いです。
また、治験は仕事やアルバイトではなく、あくまでボランティアという位置づけで、報酬は治験に対する「負担軽減費」として扱われるため留学生でも参加することが出来ます。
まずはメリットから紹介します。
期間と手に入るお金は1つ1つのプログラムで変動がありますが、2週間で3000ドルとかの治験もありますし、期間が長くなればなるだけ、高額のお金が手に入ります。最近見た一番高い治験は1ヶ月で5500ドルでした。
治験は試験という側面があることもあり、通常の治療より詳しい検査や診察を行います。それにより今まで知らなかった自分自身が持っている病気なども見つかるかもしれないです。
治験で使われる新薬は、非臨床試験を何年も行い、人間に対する安全性、倫理性の両面の審査をクリアしたものしか使わないため、安全性は高いです。
先程も紹介した通り全ての薬が治験をクリアして販売されています。つまり、新薬を使うことはこれからの医療に貢献することにもなります。社会貢献が好きな人にはいいかもしれないですね。
どのホームページみて「治験は安全!」と書かれていますが、100%安全ではないです。その証拠に医薬品医療機器総合機構の調査によると日本国内だけでも平生24年では891件の副作用が確認されています。もちろんレベルも軽度な副作用で済む場合もありますし、重度な副作用もあります。日本国内で先程の数字と考えるとアメリカでは…どれだけあるんですかね。楽して金は稼げないってことです。
治験の種類によっては運動や食事制限がある場合があります。中には電子機器の持ち込みを禁止する場合もあります。また治験中は何度も検査にもいかないといけないです。
治験には危険度レベルがあります。このレベルは生物学的同等性試験に基づいて作られており、危険な順番にPhaseⅠ、PhaseⅡ、PhaseⅢになります。レベルが上がれば上がるだけ報酬額は大きくなりますが、危険性は高くなります。
ニューヨークに留学する留学生って本当にお金に困っています。それは家賃が尋常じゃない値段だったり、物価が高いことが理由だったり、色々理由はありますが、本当にお金がかかる町です。ですが、覚えておいてほしいのが…
健康はお金では買えないです!
先程も話した通り生物学的同等性試験のレベルが低いものは副作用も少なく、弱いのでやってもいいかもしれないですが、PhaseⅠは金額が高い分、リスクも高いです。これだけは忘れないでください。
あくまでこの記事は「治験に行くな!」という記事ではなく、治験の意味を知って欲しいとおもって書きました。ニューヨークの治験を扱ってる機関では日本人スタッフがいるところもありますし、今までも数多くの人が治験を受けています。多くの人が問題なく治験を終えていますが、中には副作用が出てしまった人もいます。
留学生でも簡単に高額なお金が貰えるから軽い気分で行く人もいますが、そんな人ほどリスクを考えていません。ちゃんとリスクも理解した上で治験に行きましょう!
※この記事は2019/02/02に公開した情報になります
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