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アート

イヴ・サンローランとホルストン、2人のデザイナーが作り上げた1970年代のファッションとは


どうもAkky(@akkyny)です。

メトロポリタン美術館をはじめMoMAなど世界中のアートが集まるニューヨーク。旅行に限らずニューヨーク来たら必ず1日は美術館巡りをする人も多いと思います。今日はそんな有名な美術館では見ることができない展示を紹介したいと思います。

それはFashion Institute of Technology (ファッション工科大学)のミュージアムで開催された『Yves Saint Laurent + Halston:Fashioning the 70s』です。1970年代のファッションを語る上で欠かせないイヴ・サンローランホルストンの二人のデザイナーの展示に行ってきました。

イヴ・サンローランとホルストン二人の軌跡をたどった年表

3つのテーマで2人の作品を比較


展示された作品のほとんどが1970-80年代に発表されたもので、イヴ・サンローランとホルストンの二人の作品にある”メンズウエア” ”エキゾチズム” ”歴史主義”の3つの要素を主軸にこの二人のデザイナーがいかにアイコニックなスタイルを作り上げたかを見ることができます。

メンズウエア


右から)Khaki "Safari" style jacket, Black "le smoking" evening suit, Navy "gangster"style pantsuit
右から)Khaki "Safari" style jacket, Black "le smoking" evening suit, Navy "gangster"style pantsuit

イヴ・サンローランの代表作でもある”スモーキングジャケット”やトップモデルのヴェルーシュカが着用したことでも有名な“サファリ・ジャケット”など馴染みのある貴重な服が展示さています。彼の特徴の一つでもあるメンズライクな女性用パンツスーツも要チェック。

右から)Purple coat, Tan shirt dress, Brown pantsuit
右から)Purple coat, Tan shirt dress, Brown pantsuit

同様にホルストンが残した多くの作品にもメンズウエアの要素は見れらます。たとえばウルトラスエード・シャツウエスト・ドレスなどホルストンの持つユニセックスなスタイルが見受けられます。

エキゾチズム


右から)Multicolor and turquoise "Chinese" evening ensemble, Green "Chinese" shirt dress
右から)Multicolor and turquoise "Chinese" evening ensemble, Green "Chinese" shirt dress

エキゾチズムのセクションでは、1970年代後半にサンローランが発表したロシアと中国からインスパイアされたピースが並びます。

左から)Purple ensemble, Red and black dress and matching cape, Tie-dyed pajama set
左から)Purple ensemble, Red and black dress and matching cape, Tie-dyed pajama set

一方のホルストンはもう少し控えめなアプローチでエキゾチックなテイストを取り入れています。タイダイのパジャマセットやカフタンがその例で、彼自身も自宅でカフタンを着ていたそうです。

ファッション史


左から)black evening ensemble, Black fuchsia and teal evening dress, Purple and burgundy evening dress
左から)black evening ensemble, Black fuchsia and teal evening dress, Purple and burgundy evening dress

最後はファッションの歴史からインスパイアされたコレクションです。ファッション史からのアプローチはイヴ・サンローランにとって重要なデザインのプロセスで、1970年代にはベル・エポック期のファッションにインスパイアされたピースを発表しています。たとえばフェミニンなボリューム感あるシルエットや、ジゴスリーブが当時のファッションを彷彿させます。

左から)Grey fur coat, Blue evening dress, White evening dress
左から)Grey fur coat, Blue evening dress, White evening dress

一方のホルストンは1930−40年代のファッションを参照していて、特にヴァイアスカットの女王ことマドレーヌ・ヴィオネの作品をインスピレーション源にすることが多かったそうです。彼のデザインの特徴としては流線型としなやかなバイアスカットの再解釈だったとされています。

さいごに


共通のテーマでサンローランとホルストンの二人のデザインを比較した今回の展示ですが、貴重な服を近くで見れるという経験だけでなく、個人的にはホルストンというこれまで知らなかったデザイナーを知れたいい機会になりました。残念ながら展示はもう終わってしまったのですが、雰囲気を少しでも味わってもらえたら幸いです。これからもファッションに関する展示があればレポートしていきたいと思います。

インフォメーション


Seventh Avenue at 27 Street New York City 10001-5992

オススメ度 : ★★★★★
住所:Seventh Avenue at 27 Street New York City 10001-599
営業時間:12時~20時(営業時間変動あり。詳しくはHPを見て下さい)
最寄り駅:28st(1)
WIFI:なし
電源:なし
トイレ:あり
ホームページ:http://www.fitnyc.edu/museum.asp

※この記事は2015/04/22に公開した情報になります
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